GTECの特徴と受けた感想
英検を始めとする民間試験の導入は延期が決定されたわけですが、それでも民間試験を学校で受けさせられる人は少なくないと思います。
受ける意味あるの?と言われると正直そこまで重要じゃなくなったなぁとは思いますが、民間試験導入が延期になっただけなので、重要性は下がったというより民間試験導入が話題になる前のレベルに戻ったと見るのが正しいのではないでしょうか。
受ける意味はさておき、自分も12月と1月に学校で受けさせられたのです。学校の先生も大変ですね。英語の授業時間を3時間も使ってます。
来年以降はどうなるのでしょう?我々はもう受験生なので学校単位ではやらないと思いますが下の学年の人たちにはやらせない学校が多いんですかね?
それによってこの記事のPV数は結構変わってくると思うのですが・・(どうせ大して来ないので気にする必要はない)
受けさせられるだけってのももったいないので、ここではGTECがどんな試験か気になっている人向けにざっくりとした説明と受けた感想を書こうと思います。
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目次
GTECとは?
GTECというのは(3級以上の)英検とかと同じくreading,listenig,writing,speakingの4技能全ての力を測ることが出来る英語の民間試験です。
ListeningとReadingはマーク式です。Writingは当然記述式、Speakingはタブレットを用いて行われます。
GTECにも色々種類があるようで、中高生向けだと簡単な順に、Core,Basic,Advanced,CBTがあります。
CBT以外は団体申し込みだそうです。
より詳細を知りたい人は以下にリンクを貼るのでそちらを。
「GTEC」の検定、どれを選べばよい? | GTEC | スコア型英語4技能検定 | ベネッセコーポレーション
ここからは各技能について英検やその他の試験などと比較した感想などを書いていきます。
Reading
GTECのReadingでは、設問が3つのパートに分かれており、各パート毎に時間が決まっています。そのため、もしその時やらなければいけないパートの問題が全て解き終わったとしても、他のパートの問題を解くことはできません。
3つのパートはザックリ言うと前から順に単語・短めの文章・長文読解で構成されています。
単語のパートは30秒で1問、短めの文章は1分で1問、長文読解は1分12秒で1問のペースで解かなければ全部解くことはできません。
これを厳しいと捉えるかどうかは個人差ですが、自分にとってはきつかったです。
高1で受けた時は、じっくり読んでいると時間的に間に合わないことを痛感しました。
しかも今年は割と良い感じのペースで読めていたにも関わらず、途中でListeningの解答欄にマークしていたことに気づき、急いでマークし直したので最後の長文もそれが無ければ全部解答できたかもしれなかったのにできませんでした。
それでも今回は前回よりはスコアが上がっている自信があります。
結果は3月頃に帰ってくるらしいので、返ってきたらこの記事に追記するか新しい記事、またはTwitterで報告しようと思います。
Listening
高1の時にはなんと校内の学年平均を下回ってしまってショックを受けました。復習してないので原因は分かりません。
こんな情報は何の参考にもなりませんね。失礼しました。
普通のテストの多くやセンター試験ではListeningの音声は2回流すことが普通ですが、GTECでは一回しか流しません。
確か大学入学共通テストでも音声を一回しか流さない問題が出題される予定ですね。
なのでGTECは大学入学共通テストの練習には多少なるかもしれません。
練習のために受ける必要性は皆無ですが、強制的に受けさせられるなら真面目に受けることをオススメします。試験中に寝るのはやめましょう。流石に。いるのか知らないけど。
ListeningはReadingと異なり「前のパートに戻って解答してはいけません」とは書いてありません。しかし、センター試験でもそうですが前の問題に戻って解答している暇など無いので無理です。まぁ戻ったところでやれることなんてほとんどありませんし・・
ちなみに4つのパートに分かれています。
Writing
2パートに分かれており、最初のパートは与えられた情報を元に分かりやすく伝えることがメインの問題です。自分の個人的な意見を書く問題ではないためか、5分しか与えられていません。
一方次のパートは20分与えられています。与えられた問に対して自分の意見を書く問題ですが、結構書くスペースがあるので書ける人はかなり書けそうです。
一方自分みたいに意見を思いつくのに一苦労、思いついた意見を英語にするのにまた一苦労、って感じの人はあまりシャーペンが進まなくて解答欄がスッカスカになります。
もちろんですが前のパートに戻って解答してはいけません。
去年受けた時には4技能の中では校内順位が最も悪かったです。
Speaking
先述した通り機械に向かって話すことになるので、人前だと緊張してしまうような人にとってはちょっと嬉しいかもしれませんが、 自分は「英語で話す」「試験」の二属性だけで十分精神負荷がかかります。
今年はなぜか問題の音声の意味をよく理解できなかったのが3つくらいありました。おかげ様で全く手応えがありません。唯一思ったのは「二度と英語なんて話したくない!」ということです。一応所属している部活は英語を使うのですがサボっているので問題なし・・大学受験で民間試験導入が延期になったことには本当に感謝しなければいけませんね。
去年は4技能の中で最も校内順位が良かったんですが、今思うとなんであんなにできたのかすごく不思議です。今年は去年よりスコアが下がっている要らない自信があります。
1分間意見を述べる問題で半分近く時間を余してしまいました。ちなみに自分の意見がメインになる問題は一問だけで、Speakingの試験では音読と与えられた情報から解答を導いてそれを声に出す問題の方が多いです。
試験開始までにやることが多いというか失敗すると色々な意味で悲惨なことになったりするので試験監督の指示をしっかり聞いてください。
まとめ
GTECは制限時間がとにかく一番大きな壁になると思います。
Speakingも短時間でそれっぽいことを思いつかなければいけないので臨機応変さも必要です。
これから受ける予定がある人は自分みたいにならないように日頃からSpeakingの練習とその場でそれっぽいことを思いつく訓練をしておくことをオススメします。